男たちの温泉挽歌
あれはたしか、10年以上前のことだ、上司がみんなで温泉に行こうと言い出した
私は上司との関係も良好だったので「いいですね!」とOKし近場の蒲郡温泉に上司と同僚7人程で繰り出した。
温泉に入り、飲んでから酔いつぶれた後輩の菊穴に菊を活けたりしながら飲んでいたのでそれなりに楽しかったのだが、帰り際に「やっぱり宴会コンパニオン欲しいね」
みたいな話になり「今から1年間5000円づつ積み立てて1年後にコンパニオン呼ぼうぜ!」とみんなで計画した。
こんなイメージ(笑)
そして時はながれ1年後、その時はやってきた
我々は場所を三重県は鳥羽に変えそのときを向かえようとしていた
旅館に着き、温泉に入り部屋に向かった。
エレベーターを降りると長い廊下の中ほどに我々の部屋があるのだが
部屋の前あたりに女性が立っている
廊下の先にいるのは2人だ、我々は7人いる。
さらに近づくとわかったことがある
ボディコンなのだ
さらに近くにいくとまた分かったことがある
ボディコンはなんとヒョウ柄
かつ、女性は若くない
何かの勘違いであってほしいそんな一同の願いも空しく彼女たちは
「ようこそ、今日はお呼び頂きありがとうございます」
と我々を招き入れ宴が始まった
この落差( ;∀;)、この落差( ;∀;)
最終的にこの宴は序盤から普段の倍のペースで飲み落差に対するヤケ飲みの宴になった。
薄れ行く意識のなかでこんなことを思った
「神様おるんか?俺、なんかしましたか?」