ただ退屈な日常を変えたくてぼっちな俺が地球の裏側まで行った時に感じたシンプルな事
YOUは何しにフランスへ
2013年12月24日 クリスマスイブ私はここにいた
クリスマスイブに世界遺産の修道院である。ロマンチック過ぎて気絶する方も出てしまうのではないだろうか。
このとき私が感じていたのは修道院の歴史の深さや周りの自然の過酷さ、そのゴシック建築の様式美だけではなかった。
地球の裏までいってみよう
2013年も終わりを予感させる11月の中旬にある噂が社内を駆け巡った
「おい、今年12月22日から冬休みらしいぞ。」
「え?マジで?」
もちろんこの時点では噂にすぎないが、日が進むにつれ噂は信憑性を増しどうやら2週間を超える冬休みは既定路線となってきた
この年の春先にパートナーと別れ特に予定もなかった私は長年の夢である海外旅行に行くことに決めた。一人旅である。なぜなら飲みに行く程度の友人はいても旅行にいけるほど仲のいい友人はいなかったのである。
サッカーが好きな私はヨーロッパに行くのが夢だったのと、観光する場所が多そうだったのでフランスに決めた。
サッカーはシーズンオフで見ることができなかったがそれでもよかった。
17時間かけてパリにつくと感動した
「そうだ!!すごい!!おれはこれが観たかったんだ!!」
夢にまでみたフランスの地に私は立ったのである
到着した日は夜のバスツアーでパリの夜景を堪能し、翌日は朝からバスでモンサンミシェルに行くツアーだった。
パリから4時間程時間をかけ世界遺産モンサンミシェルとその湾に到着したのは現地の時間で2013年12月24日14時を過ぎたころであった。
夕暮れのモンサンミシェル寺院
日没までに寺院の内部を観光し、夕暮れ時に少し離れた場所から寺院を眺めた
夕暮れのモンサンミシェル寺院はとても美しかった
同じツアーで名古屋からきた名前も知らない大学生と「来ちゃいましたね、モンサンミシェル」とかいいながらただその美しさに呆然と立ち尽くしていた。
ただそれと同時にこの感動を共有できる友人がいない虚しさに包まれた
普段日本でそう思ったことはほとんどなかった
なぜそんな心境に至った理由は今でもわからないが
私はそこで気が付いた
今、自分は一人ぼっちなのだと
ただ一人でここにいる
友達はなにより大切だ 友達つくろう
モンサンミシェルを見て私は思ったのである。
現在私は多くの友人に囲まれてとても幸せである
向こうはそう思ってないかもしれない?
私が「友達」と思えばその人は「友達」である
その人がどう思おうが関係ない。
もう日常に退屈することはない
友人が増えるほど私は幸せになっていくのだ。