酒と喧嘩とバーベキュー 興奮した人がむなぐらを掴むのはなぜか?
血塗られたバーベキュー
2015年の秋のことだった。余りにすがすがしい秋の休日私はランニングをしようと思い立ち近所の河原に向かった。この河原は「金八先生」のオープニングで出てくる物を想像していただければ幸いである
2キロ間隔ぐらいで橋がかかっている。私はいつものランニングコースをゆっくりと走り始めただいたい15分くらいの地点だろうか、30代くらいの男女8人程がバーベキューをしているのが見えた。だが様子がおかしい、男性2人がつかみ合いの喧嘩をしていた。
画像はイメージです。
2,3人が止めようとしている。この出来事で私はある事を思い出した。
あれはたしか2003年ぐらいのことだったと思う。私は会社の上司が企画したバーベキューに参加することになった。たしか人生で初めてのバーベキューだったと思う。
メンバーは上司、同僚、嫁さんがいる人は嫁さんをつれてきていた。
みんなで買い出しをして、キレイな川のほとりでバーベキューは始まり私は人生で初のバーベキューに感動していた。楽しかったので酒も飲んだし、肉もいっぱいたべた。
川の水も物凄く綺麗だったので軽く足まで浸かって「うわぁ!川の水つめてぇ!!」みたいなことして盛り上がっていた。
当時、私は自分の事をエンターテイナーだと勘違いしている一面があり、なにか大きな笑いを提供したいと思っていた。
まる「俺!!川入りますよ!流れてきます」
おい、飲んでるのに大丈夫か?という周囲の心配をよそに私は川の流れに体を任せ流されはじめた。水深は浅いが流れはまずまずの速さだった。
私は体を沈めた状態で水面に尻だけ出す、というしょうもない芸?に挑戦し成功した
クレヨンしんちゃんが同じ事やってたので画像があった!!!
川から上がったあと、私は酔いと芸?の疲労で眠くなり1時間程ねむってしまった。
目を覚ました後にみんなのところにいってみると
ヘビー級の上司と同じくヘビー級の元暴速族の同僚がこんな感じで喧嘩してた。
「!!!!!!」
みんなが立ち尽くしていた。
誰も止められないほどその場は緊張感に包まれていた。
結局この喧嘩は1時間程続き、その後酔いの冷めた二人は仲直りしこの日のバーベキューは幕を閉じた。
バーベキューで喧嘩が起こる確率25%説
バーベキューは喧嘩の可能性を秘めたレジャーである。しかも高い確率でだ。
パターンとしては酒に酔った男性同士のちょっとした言葉のやりとり、河原での水の掛け合いなどが中心ではある。
次に幹事の揉め事である。やはり発案者が幹事をやる事になるパターンが圧倒的に多いのだが日にち、場所、移動手段、予算、準備するもの、当日の段取り、片付けまでバーベキューの幹事にかかる負担は尋常ではない、企画当初は一人で大丈夫と思っていてもだんだんその膨大な作業量に悩まされ、それが他の参加者への怒りに変貌するのである10人参加者がいるとすれば2名は全体の進行を深く理解し、考えなければならない。
そしてこの確率は男性が多いほど、そして参加者が若年層になるほど多いと思われる。
興奮した人が胸ぐらを掴むのはなぜか?
法律的に「胸ぐらを掴む」という行為は暴行罪にあたる。もし、ケガなどすれば「傷害罪」が適用される。
私は他人に許せない事をされると暴行等はしない、静かにその方と今後の付き合いをしなくなるだけである。
しかし、身の危険を感じた時は相手を躊躇なく攻撃するだろう。
胸ぐらを掴む ではなく相手を戦闘不能にする攻撃である。
あくまでも自衛の手段としてだ。
胸ぐらを掴むという行為はどこか中途半端な気がしてならないのだ
「私は怒っている」という事を伝えたいのか、相手を傷つけたいのか、
興奮して相手に近づいたらやることがなくなっちゃたのか、凄い怒ってるんだけどケガはさせないでおこうみたいな謎の気遣いが意味不明なのだ。
これは凄いかっこ悪いことだと思う。
喧嘩するならする、しないならしない。話し合いで終わらすのか、終わらせられないのか。大人ならちゃんと判断しなければいけない。
ただ、私はバーベキューが好きである。あんな幸せなレジャーはないと思う。
どうか喧嘩のない平和なバーベキューを楽しんでいただきたい。